ああ今年も「お知らせ」を更新できなかったと反省しながら書いています。
師走も下旬。なにかとバタバタ、気持ちもそわそわ。そんな気持ちをスーッと落ち着かせてくれる1冊をご紹介したいと思います。
『新装版 京都 ものがたりの道』
「四条通」「烏丸通」といった京都の道の名前の由来を題材に、皇室の彬子様が執筆された新聞連載をまとめたものです。
研究者としての知識に裏付けされたアカデミックな内容も、軽やかな文体でスイスイ読めてしまいます。
そこで住み、生活しないと分からない京都の暮らしの香りがいっぱいです。護衛の警察の方や地域住民の方々とのエピソードでは、彬子様の素直なお人柄がにじみ出て、不敬ながら可愛らしいお方だなあと思いました。
恒例の京都旅行。今年の年末は、新書サイズの本書をポケットに入れて、名所めぐりとは違った、「住む」ような京都を楽しみたいと思います。
くれぐれもご自愛されよいお年をお迎えください。